道を作るということ

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というのを最近つぶやいた。なぜこう思ったのか誤解を恐れずに徒然なるままに書いてみようと思う。

なぜこう思ったのか

まさに今の案件でそれを体現している人がいるから。素直に「あぁ、こういう人がいると楽だなぁ」って。

適宜ミーティングを開いてその時の課題をFixしたりだとか、若干言い辛いような事でもきちんと言うだとかガンガン攻め込む。でもただ攻めるだけじゃなくて、交わした約束はきちんと守るように動く。
多分、開発とは対極にいるような人たちも楽なんだろうなって思う。

で、この動きが一番活きるのって、要件も仕様も決まってないフワフワっとした場面だと思ってて、その時こそがまさに道のない状態だと自分は勝手にそう呼んでいる。

道が見えないっていうのは、そもそもゴールが定まっていないというのが原因なので、まずは朧げながらにでもゴールを決める。ゴールを決めるにはステークホルダーの同意を得ないといけないからステークホルダーも絡めながら同意を得る。そうやってみんなに見える道を作っていく。この工程が凄く大変。神経すり減らすし。
(自分の狭い観測範囲上ではあるけど、この動きができる人をあまり見たことがない)

道ができてしまえば、後はそこに強い人を連れてくればいい。なんというか道を補正する力を持っている人。
もちろん、そういう人に意見を聞きながら道を作っていくのもあり。ここの場面でやっと技術力というのが真価を発揮するのだと思う。恐らく半数のエンジニアはここから顔を出していく感じじゃないかしら。

少なくとも自分はまさにそれで、道がある程度見えている中で道を補正する役目が多い。デコボコ道を歩きやすいようにしたりだとか、落とし穴があれば塞いだりだとか。(そのせいか、よく炎上案件に火消し役で投入される)
でもそれは道があるからできることであって、道がないところでは意味をなさないんじゃないかなと。その人を見て強く感じている。
自分もいちおうリーダー的な役割でやらせていただけてはいるけど、まだまだ要件や仕様を決めてもらっていることのほうが多い。で、決まったことに対して文句を言ったりしがち。
でもその人は違うんだよね。要件や仕様を決めてもらうのではなく、決めにいく動きをしている。行動が早い。そこが本当に強いと思う。

道を作れる人と補正できる人とで分けた場合、前者を欲しがる会社のほうが多いのではないか。
100を望むものだとして、自分の中のイメージだと0から1の大それた部分ではなくて、0.3くらいから1に、そして1を10にできる人。だって、10までいったら100にするしかないっしょって思いません?なにこの相乗効果が生まれる感じ。自分だったらめっちゃそういう人欲しい。

なんかこう書いていると、「技術力で生きていく」みたいな人を暗にディスっている感じになっているけど、まったくそんなことは無くて、むしろそれで自分も生きていきたいと正直思う。思うんだけど、自分にそこまでの技術力なんてないしこの先も身に付くとは思っていない(頑張ってはいるのだけど)。しかも、できる若手はじゃんじゃかじゃんじゃか出てくるし。そうした中、自分がこの先生き続けていくにはどうしたらいいのか悩みくすぶっていた日々の矢先でこの人が気づきを与えたくれた気がする。ロールモデルに出会えた感。

道を作れるエンジニア。これが自分の目標とするところであります。
人を巻き込みながら仕事をしていくのって普通でしょ?とか、道を補正しながら作ってますとか、これらがもうすでにデフォルトとなっている人にとっては何でもないことかもしれないけど、チームのみんなが安心して進められる道を作れるエンジニアになりたいな。

追記

ぱっと見、マネジメントの話?みたいな感じがするけど、自分が知っている中でのそういった人たちって工数管理に躍起になっている印象。上手く言えないんだけどそういうのじゃなくて、もう一つ違うところというかプレイングマネージャーというかリーダーシップが強い人になりたいなという話。ただそれだとマウントを取りたがってしまうことが多々あると思うんだけど、きちんとメンバーの話も聞けて建設的に物事を進められる人になりたい。

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カテゴリー: 雑記

作成者: shimabox

Web系のプログラマをやっています。 なるべく楽しく生きていきたい。

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