MAMPで好きなPHPのバージョンを(大体)選ぶ

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—- 注意 —–
この記事は相当昔に書かれたものであり、MAMPのバージョンもかなり古いものを対象にしています。
よって、今は下記方法は通用しないです。
あくまでも、以前はこのように変更できたという情報であるということをご認識ください。
—– 注意ここまで —–

せっかくの三連休だけど子供が風邪をひいていて機嫌がすこぶる悪いです。
※ こういう時って大体パパに冷たくなる気がする

昨今VagrantだとかChefだとかで、MAMP?wwwみたいな声が聞こえてきそうだけど手元でサクッと確認したいならまだまだMAMP(XAMPP)がやっぱり便利かなぁってぼかぁ思うんだ。
PHPのバージョン変えて試したりだとか、なるべくサクッとやりたいですよね。

でも、MAMPってインストールした後だと一番新しいマイナーバージョンとその次に古いマイナーバージョンのPHPしか選べない。
※ 今現在(MAMPのVer3.0.7.3)だと、PHP5.6.2とPHP5.5.18
※ 案件によっては今だに5.2系とかの環境とかあって、最新すぎてもちょっと辛い(勉強にはもってこいだけど)

それは嫌だなぁ。せめて5.3系と5.4系は試したいよなぁ。出来れば5.2系も試したいよなぁ。(切実)

といういきさつがありMAMPで好きなPHPのバージョンを(大体)選べる方法を調べたので、自分用としてもここに残しておきます。
※ ただ、MAMPが用意?しているバージョンしか選べませんのであしからず → だから大体

注意点

MAMPはVer3.0.7.3を使います。
※ これ以外のバージョンで下記方法が使えるかどうかは不明です

目次

  1. MAMPのインストールとか
  2. 好きなPHPのバージョンを選択
  3. 好きなPHPのバージョンを選択2(ビルドナンバーも近づける)
  4. まとめ

MAMPのインストールとか

多分書かなくてもいいと思うけど、http://www.mamp.info/en/downloads/ からMAMPを落としてインストールします。
それでちょっと確認してみましょう。

選べるPHPのバージョン

この時点で選べるPHPは冒頭にも書きましたが下記の通り、

PHP5.6.2とPHP5.5.18かと。

好きなPHPのバージョンを選択

例えば、マイナーバージョンは揃えなくちゃいけなくて、どうしても5.3系で確認しなくちゃいけない。
そんな時どうするか。こうします。

  1. MAMPを起動していたらとりあえず止めとく
  2. FinderでもTerminalでもいいから/Applications/MAMP/bin/phpにいく
  3. そうすると、php5.1.6からphp5.6.2までのディレクトリがあります
  4. php5.3.29の以外のディレクトリ名の頭に _ をつけて名前を変える

    こんな感じ。

  5. MAMPを立ち上げて確認してみる

    ほら、php5.3.29しか選べなくなった。
    http://localhost/MAMP/index.php?language=Japanese&page=phpinfo で確認しても、PHP Version 5.3.29って出てます。

というわけで、こんなカラクリの様ですね。(多分、phpXXXで見ているっぽい。知らんけど。)
最大二つまでバージョンを選べるようなので例えば、5.3系と5.2系を選びときたいなら_php5.2.17php5.2.17に戻せば、MAMP->設定->PHPのところで5.2.17と5.3.29が選べる様になっているはずです。

好きなPHPのバージョンを選択2(ビルドナンバーも近づける)

というわけで、上記でマイナーバージョンを揃えるくらいは出来ると思います。
が、限りなくバージョンを近づけたい、出来ればビルドナンバーも同じにしたい場合、以下の方法もあります。
※ MAMPを起動していたら止めといてください

  1. http://www.mamp.info/en/downloads/ へ行く
  2. 画面右カラムの Additional PHP versions ってところに、ずら〜っとPHPが並んでいるので試したいバージョンのPHPをダウンロードする(5.3系から5.5系だったら結構豊富)
  3. ここではPHP 5.3.14を選択して、php5.3.14.zipをダウンロード
  4. 落としたPHP(.zip)を解凍して、/Applications/MAMP/bin/phpに配置する
  5. この時点で/Applications/MAMP/bin/phpにおいて有効なPHPは5.3.14と5.3.29だとします
  6. MAMPを立ち上げて選択できるPHPの確認をしてみます

    なんということでしょう。5.3.14が選択できません。

  7. どうしましょう。っていうか〜、よく考えたらphp5.3.29は別にいいので、/Applications/MAMP/bin/phpのphp5.3.29を_php5.3.29にリネーム→MAMPの再起動をして確認してみます

    やった。一応、http://localhost/MAMP/index.php?language=Japanese&page=phpinfo で確認してみましょう。
    やった、5.3.14だ。

回り道を少ししましたが、上記のやり方でビルドナンバーが近い(同じ)バージョンを試す事も出来ます。

それと、もう一つのカラクリが見えてきました。
マイナーバージョンが被っているPHPがあったら、ビルドナンバーが最新のものが優先される。
ようですね。

まとめ

というわけでMAMPで好きなPHPのバージョンを(大体)選ぶ方法を記してみました。

簡単にまとめておくと、

  1. /Applications/MAMP/bin/phpの中に試せるPHPのバージョンは5.1から5.6までの間で一つずつ用意はされている
  2. でも試せるバージョンは最新のマイナーバージョンから二つまでである(デフォルトは5.6.2と5.5.18しか選べない)
  3. 試したいバージョンを変えたい場合、/Applications/MAMP/bin/phpの中にある必要のないバージョンのphp5.x.xのフォルダー名をリネーム(頭に_とか)する
  4. ビルドナンバーも近づけたい場合は、http://www.mamp.info/en/downloads/ へ行き、Additional PHP versions のところから任意のPHPをダウンロード→解凍→/Applications/MAMP/bin/phpへ配置→3.の手順などで有効にする
  5. マイナーバージョンが被っている場合、最新のバージョンが優先されるので、適宜3.の手順などで試したいPHPを有効にする

こんな感じです。

余談

OS X Yosemite DP5以降でMAMPのApacheが動かなくなったりしてたけど、Ver3.0.7.3から何も対応(/Applications/MAMP/Library/bin/envvars のリネーム)しなくても大丈夫になったみたいだよ。この対応はデフォルトでやっているみたいね。
※ /Applications/MAMP/Library/bin/envvars → /Applications/MAMP/Library/bin/envvars_ になってた

作成者: shimabox

Web系のプログラマをやっています。 なるべく楽しく生きていきたい。

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